漫画が好きだ。
漫画はたいていおもしろい。
僕は読むのが遅い。
#効果音まで読むタイプ
今回は、名作『H2』の名セリフ、ベスト3を紹介したい。
名作の基準
これは手元に置いておきたいとか、
いつまでも頭に残る漫画の基準は、至ってシンプルだ。
そう、
自分の子どもに読んでほしいか。
これに尽きる。
無理に読ませるつもりはさらさらないが、
ある程度の年齢になったら、おすすめしたいなと思っている。
読んでもらえたらなーと思っている。
#ご存知、子どもいないが。
名店の基準
ちなみに、ほんとにちなみに、
飲食店についての名店の基準も明確にある。
また行きたいと思うか。
食べているときに、連れてきたい人、紹介したい人が頭に浮かんだりする。
そういう店は、たいてい、また行く。
あだち充のH2
ユーモアと言葉のセンス、恋心が勉強できる
タッチ、クロスゲーム、MIXなど素晴らしい作品を世に出しているあだち充さん。
ぼくは、ダントツで『H2』だ。
ストーリーは、もちろん面白く、読み始めるや否や、
完全に引き込まれる。
ヒロインのひかり先生と春華先生、どちらも大好きだ。
#先生と呼ばせてください。
この両ヒロインの魅力といったら、それはもうえげつない。
男性陣は、どちらが好きなのだろうか。
統計取ってみたい。
逆に、女性陣は、比呂と英雄どっちなんだろう。
読めば、
こんな言葉遊びがあるのかと、うなること請け合いだ。
そんなときは、少し戻って、同じシーンを3回読む。
#そりゃ読むの遅いわけだ
こんな漫画
高校野球をテーマとした青春と恋を描いている漫画。
ご存知、2005年にもテレビドラマ化している。
僕は、こんなに好きだけど、観なかった。
好きなH2のイメージが崩れるのが、嫌だったから。
すみません、生意気言って。
#石原さとみさん大好きです。
タイトルの『H2』とは、
「ヒーローふたり、ヒロインふたり」を意味しているとのこと。
※ウィキペディア参照
そして、4人の『H』。
- 国見 比呂(比呂→ヒロ→ヒーロー。Hiro→H)
- 橘 英雄(英雄→えいゆう→ヒーロー。Hideo→H)
- 雨宮 ひかり(ひかり→Hikari→H)
- 古賀 春華(はるか→Haruka→H)
野球は、まったく興味はなくても、
ルールが分からなくても、やったことなくても、とても楽しく読める。
是非、手に取ってみてほしい。
名セリフ ベスト3
完全な独断と偏見で、ベスト3を紹介します。
ベスト3 『待ち時間もデートのうちでしょ?』
しびれる。。
ただ一言、しびれる。
春華先生のセリフです。
こんなん言われたら、もう悲しませたりしないよね?!
待たせたりしないよね?!
けな気の極。
春華先生が、比呂が遊園地のデートに寝坊して、大遅刻。
比呂:「なんで電話しないんだよ。」
春華:「だって、野球の練習で疲れてるって思ったから。」
比呂:「じゃ、なんで待ち合わせ時間が朝の9時なんだよ。」
春華:「だって、デートの時間は長いほうがいいでしょ。」
比呂:「だから、電話しろって。」
春華:「だって、待ってる時間もデートのうちでしょ。」
そうです、僕はよく、夢見がちだよねって言われます。
ベスト2 『おれは、八百屋にサンマは注文しねえよ。』
えぇーーー、かっこよすぎん?
なに、この言い回し。秀逸すぎん?
そして、なに、その信頼関係。
比呂の相方の、捕手と務める野田 敦のセリフ。
作中では、野田が、比呂の代わりにピッチャーとして、
試合に出場することになった木根に、言葉を掛けるシーン。
そんなに、野田と木根は、信頼関係がある仲じゃないのよ。
捕手としての野田は一流で、
そんな野田が、木根を見てきて、木根の実力を、陰の努力を知っている一言。
おれは、できないことをやれとは言わないぜ。の言い回し。
野田:「ボール半分、中に入ったな。」
木根:「注文が細けえよ!」
野田:「光栄に思え。」
木根:「あん?」
野田:「おれは、八百屋にサンマは注文しねえよ。」
≪駐車のシーン。≫
僕:少し右に寄って、斜めになったな。
友:いや、こんなもんやろ。ぎりセーフ。てか、細か!
僕:光栄に思え。
友:あん?
僕:おれは、八百屋にサンマは注文しねえよ。
友:いや、うざっ!!!
シンプルにうざい!
使うシーンは、気を付けたい。
ベスト1 『誰のために頑張っても、頑張った自分は木根君のものよ。』
1位は、春華先生のこのセリフ。
なんだか背中を押されるというか、
あたたかくなるというか、
報われないことでも報われるというか。
励まされる一言。
ピッチャーであるエースの国見を休ませるために、投げ続ける木根。
ヘトヘトになりながら、投げ続ける木根。
そんな木根に、
春華:「頑張ってね。」
木根:「国見のためにかい?」
春華:「誰のために頑張っても、頑張った自分は木根君のものよ。」
救われるなぁ。
『H2』最高だね。
いかがだったでしょうか。
少しでも魅力が伝わわるとうれしいです。
番外編:「なーに、ただの数字さ。」
このセリフめっちゃ好きなんですが、
シーンと誰のセリフか忘れてしまった。
読み直そっ!
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